「春一番」とは何か? 気象庁が決めた定義と基準は何?−2017年の訪れはいつなのか

Pezibear / Pixabay

「春一番」という言葉を聞くと、寒い季節から開放される喜びでウキウキしませんか?

昭和生まれの人にとっては、「春一番」と言えば、キャンディーズの「春一番」を思い浮かべますよね。

雪が溶けて川になって流れていきます
つくしの子がはずかしげに顔を出します
もうすぐ春ですね

そうなんですよ。

雪が溶ける頃には、「春一番」が吹くんでしょうね。
「春一番」が吹いたあとには、「春」が訪れすはずです。

歯切れの悪い書き方をしましたが、「春一番」ってどういう意味なんでしょうか?

気象庁でも「春一番」という言葉はちゃんと決められた定義や基準があるのでしょうか?

今回の記事は、春の訪れをお知らせる「春一番」について調べてみました。

「春一番」の定義は? どういう意味?

「もう少しで暖かくなりそうだ。」と感じる頃に、各地で暖かい風が吹き、天気予報のニュースで「春一番が吹きました」と言うのを毎年聞きますよね。

明確な定義を知らなくても、「春になる瞬間に吹く暖かい風」のことを「春一番」だと思っているはずです。

気象庁での「春一番」は、『冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風。』と定義されています。

ほら、明確な定義を知らなくても、天気予報を聞いていれば、「春一番」とはどういう意味かをほとんどの人はわかっているんですね。

気象庁の「春一番」の定義をよく読んでみてください。
数値などで明確な定義が示されていないんですよ。

さらに調べてみると「春一番」と定義されるには、以下のことが条件になっています。

○南よりの強い風
○南から日本海側の低気圧に吹いてくる風
○風速8m/s以上
○それ以降、気温が上がる

というものです。

「春一番」が吹かない年もある

「春一番」が南より日本海側に向かって吹いてこなければ、春は訪れないと定義上決まっています。

ということは、「春一番」が吹かなければ、春にはならず、ずっと冬のままってことでしょうか?

さずがにそんなことはないですよね。

ちなみに2015年は「春一番」は吹きませんでした。

関東地方で春一番が観測されなかったのは2015年だけじゃありません。

1992年・・・発生せず
1996年・・・発生せず
2000年・・・発生せず
2012年・・・発生せず

さきほど説明したように、「春一番」と認定されるには以下の事項を基本として気象庁が総合的に判断しています。

○立春から春分までの期間に限る。
○日本海に低気圧があること。
○関東地方に強い南風が吹き温度が上がること。
○最大風速が風力5(風速8.0m/s)以上。
○前日より気温が高いこと。

5つの判定基準に満たなければ、気象庁は「春一番」と認めないわけです。

「春一番」はいつ頃吹くの?

毎年、「春一番」はいつ頃吹くのでしょうか?

ここ10年、関東地方での「春一番」が吹いた日は、

2006年・・・3月6日
2007年・・・2月14日
2008年・・・2月23日
2009年・・・2月13日
2010年・・・2月25日
2011年・・・2月25日
2012年・・・発生せず
2013年・・・3月1日
2014年・・・3月18日
2015年・・・発生せず
2016年・・・2月14日

と記録されています。

「春一番」は、立春から春分までの期間と定義されていますから、2017年は、2月4日から3月20日までに吹くはずです。

過去10年の記録を見てみると、2017年の「春一番」は、2月中旬から2月下旬に訪れる確率が高そうですね。

「春一番」が吹いたからと言って、次の日から春物の服を着るのは危険です。

「春一番」が吹いた2016年2月14日の最高気温は23℃ですが、次の日の15日の最高気温は、15.5℃と春の陽気とは言えない気温です。

さらに、2013年3月1日の最高気温は、12.7℃で、次の日の3月2日の最高気温は7.2℃。

このことから、「春一番」が吹いた次の日は、「春一番」が吹いた前日と変わらない気温だということを記憶してください。

だから、「春一番」が吹いたからといって、次の日から春物の服を着て外に出ないようにし、いつも以上に体調管理に気をつけてください。

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